今回は、蛍光光度分析についてお話します
蛍光光度分析とはなにかの全体感を触っていこうと思います
光を吸収することで、励起した分子は、エネルギーを失うと、
不安定な励起状態ではなく、安定状態の基底状態に戻ります
エネルギーの放出方法は、分子衝突等で、
熱としてエネルギーを放出する無放射遷移や
分子間でのエネルギーの移動があることが一般的です
しかし、物質の中には、励起しているエネルギーが、
光として、放出される放射過程を取ることがあります
この減少を起こす物質のことを、蛍光分子と言います
放出された光は、蛍光といい、この放出された光の
スペクトルの形から物質の定性分析を行ったり、
光の強度から定量分析を行ったりすることができます
蛍光光度分析は、吸光光度分析よりも狭い領域でしか使えないですが、
感度は、吸光光度分析よりも10倍から1000倍良いという特徴を持っています
したがって、蛍光光度分析が可能な物質の定量分析によく用いられます
今回は、吸光光度分析について、はじめの紹介を行いました
実際の分析手法などについては、今後ご紹介していこうと思います
今回もありがとうございました
次回もよろしくお願いいたします