今回は、過去の原子が提唱された頃の話と、質量保存の法則についてお話していきます
原子とよく聞くものではあって、原子量や分子量を計算するときに、
それぞれの原子の重さを使って計算すると思います
どんな化学反応でもそれぞれの原子の重さは変更することなく使うことができています
今回の投稿では、なぜ質量が変化せずに化学反応物を示せているのか、
過去の法則を導いた方法についてお話していきます
原子というのは、今では当たり前のように使用している言葉で、
いずれの反応等を語るにも、構成元素から原子へと自然に流れるようになっています
この原子という考え方は、起源としては、2500年前にギリシャの哲学者のレウキッポスとその弟子が
物質は小さな目に見えない小さな粒子から成り立っていると考えたことから始まりました
原子という言葉のatomとはギリシャ語で、これ以上分けることのできないという意味を持つ
atomosから名付けられています
しかし、哲学者の提唱していることは、化学的に証明されているものではありません
したがって、確固たる証拠がなく、推理によって導き出された結果でしかなかったのです
そして時が経ち、この原子という概念は、18世紀後半に質量保存の法則と
定比例の法則がいつかるまで、化学的な根拠が示されることはなく、
哲学的な推理というだけの状態でした
この科学的根拠となった法則のうち、質量保存の法則について今回はお話していきます
質量保存の法則とは、化学反応を起こした時、測定できる質量の増減は全く無く、
質量が保存されるという法則です
この法則は、フランスの化学者であった、ラボアジェさんが提唱しました
この提唱するための実験として、リン、硫黄、スズ、鉛と酸素をそれぞれ反応させて、
質量保存の法則を提唱しました
実験方法は、まず密閉した容器の中の元素に大きな凸レンスを用意して、
太陽光を集光することによって、対象物の元素を加熱します
加熱することによって、熱反応を起こさせます
そして、反応したことを確認後、反応の前後で、密閉した容器ごと質量分析することで、
反応前後での質量変化が無いことを発見しました。
この結果から、質量というものは、化学反応によって作り出すことも
消すこともできないということが言えるようになりました
このことが、物質は、見ることのできない小さな粒子からできているという
原子の哲学的推論と合致していたため、
原子の裏付けとなる化学的根拠の一つの法則となりました
今回は、原子という言葉が生まれて、それが現代で頻繁に使用されるまでの
根拠付けされるところまでの一部をお話していきました
もう一つの法則である定比例の法則については、次回お話していきます
今回のお話で、原子という考え方の起源と、その原子が化学的に証明された2つの法則の
存在について、知っていただけて、少しでも知識としてとどまっていただけていたら嬉しいです
今回もありがとうございました
次回もよろしくお願いいたします