分析化学_物質量と濃度について_基礎

今回は、分析化学で利用する物質量や濃度について、確認していきます

今まで、少し複雑なことを話していたので、基礎的な部分を確認できたらと思います

原子量とモルについて

原子量とは、炭素の同位体である12の炭素を基準にして、12 gの炭素は6.022×12^23個の原子を含んでいます

この6.022×10^23という数字をアボガドロ数と言います

原子の質量は、このアボガドロ数個の原子が集まったときを質量として定義しています

モルとは、アボガドロ数個の原子が集まったときを1モルとしている数値です

したがって、原子の重さではなく、個数で決まる数値となるため、

化学反応等を考えるとき、原子の反応個数で考えられる数値として

よく使用される数値です

化学式とは

化学式とは、物質が含んでる原子の種類と原子数、そして官能基等の簡単な構造情報を示しているものです

化学式で示すときは、基本的に原子ごとにまとめて示すため、

有機化学での環状構造の化合物と炭化水素の直鎖構造であるものが、同じ炭素数であるとき、

化学式上では、一見形を想像することが困難であるという点もあります

分子量とは

分子量とは、アボガドロ数この分子が集まったときの質量のことを示しています

例えば、酢酸の構造は、CH3CH2COOHであり、

C3個H6個O2個で構成されています

それぞれの原子量を足し合わせていくと、

12.011×3+1.008×6+15.999×2=74.079

したがって、酢酸の分子量は、74.079 gとなります

酢酸分子が6.022×10^23個集まったときの質量となるため、

1モルのときの質量であるとも言えます

組成式とは

電解質等の塩で用いられる量です

例えば食塩である、NaClは、

水に溶かすと、ナトリウムイオンと塩素イオンに分離します

イオンに分離し、それぞれの原子に分離するものを分子で維持していないので、

呼び名を組織式と言います

したがって、イオンの構造を維持し続けないものは組織式と言います

式量とは

式量とは、組織式で構成されている原子がアボガドロ数個ずつ集まったときの

質量のことを示しています

したがって、分子式における分子量と同じことを示している言葉ということになります

容量モル濃度とは

濃度とは、一般的に、単位体積や単位質量あたりの物質量で決められています

分析化学の中では、単位体積あたりの物質量で示すことが多いです

このことを容量モル濃度と言います

単位としては、mol/Lと示します

1 L溶液中に物質量がどの量含まれているかを示している数値となります

最後に

今回は、分析化学に使う、基本事項についてお話してきました

これまでの投稿を確認する際にも利用できると思います

また、これから分析化学を学習する人の予習程度に利用できるとありがたいです

今回もありがとうございました

次回もよろしくお願いいたします

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