電流と電子の流れが逆であることは、前回お話させていただきました。
今回は、電子の授受等による気体発生の電気分解についてお話していきます。
説明の題材として、学生時代に学んだことが皆さんある水の電気分解を取り上げます。
水は、分子式H20と示し、水素(H)と酸素(O)からなる、分子です。
この2つで、電子を共有することで、安定となり、自然界に多く存在しています。
この水に外から、電流を流すと、そのバランスが崩れ、水素と酸素となり、
この2つは、水に溶けることができないため、気体として放出されます。
2H2O→2H2+O2 ・・式
では、プラスとマイナスどちらにどの気体が発生するか記載します。
電気を流すときは、一つの道で一周繋がらないといけません。
電子はマイナスからプラスに流れます。
そして、Hはイオンの形ではH+であり、OはO2–となります。
ということは、電子を受け取れるマイナス側に水素が
そして、電気を渡すことのできるプラス側に酸素が発生するということになります。
分子がどのようなイオンになるのか考えると、自然とどうなるのか予測できるということです。
次は、この電気分解と同じ原理を利用した技術について記していきます。
今回もありがとうございました。